シラダシの公務員試験体験記

過去に公務員試験を受けていたので、その体験談を書いていこうと思います。

大学を留年したら公務員の内定は取消になるのか?

まとめサイトで話題になっていたので、このブログに取り上げてみました。

 

内定を貰ったのに、留年して内定が取消しになったというのはこの時期よく聞きますよね。

 

このまとめサイトの大学生の場合は、国家一般職の内定を得たが留年が確定してしまったというものです。

公務員の場合、内定を貰ったあと留年した場合、その内定は取り消されてしまうのでしょうか?

 

 

…結論から先にいうと、受けた試験によって異なります。

大学を卒業できなかった場合、内定が取消されるものも公務員試験もあれば、取消されないものもあるということです。

 

試験案内に「大学卒業見込みであることを要件として受験した者が、3月31日までに大学を卒業できなかったときは、採用される資格を失う。」という趣旨のことが書いてあれば、大学を卒業できなかった場合、確実に内定取消しになります。

ただし、書いてなければ取消しにはならない…というわけではないので、詳しくはそこの人事に聞いてみてください。

 

なお、まとめサイトの中で話題になっていた国家一般職の場合は、取消にならないと思います。

…というのも国家一般職の場合は、上記の様な趣旨が書いておらず、また大卒程度試験に合格した時点で大卒程度の学力があるとみなされるからです。

また、国家一般職の場合、留年しても内定が取り消されないことの裏付けとして、私のとある経験があります。

新卒で国家一般職の官庁訪問を受けた際、ある官庁の面接中、「もし採用になった場合は、1月1日から勤務できるか」と問われたことがあります。

その年度の1月1日時点では卒業はまだ確定してませんし、今後留年する可能性もあります。

…にも関わらずそのようなことを聞いてくるということは、実際に大学を卒業できてなくても、採用することはできるということだと思います。

(一旦、正職員で採用しておき、留年したら解雇になるというのも考えにくいです。)

このようなことから国家一般職の場合は、留年しても内定取消になる可能性は低いと思います。

 

…ちなみにそのまとめサイトに「留年して内定取消になっても、名簿は残るから来年も官庁訪問からやり直せるのでは?」というコメントもありましたが、官庁から内定を得た時点(正確には人事院に意向届を出した時点)で名簿から氏名が削除されているので、留年したことにより内定を辞退した場合は、もう一度最初から試験を受けることになりそうです。