シラダシの公務員試験体験記

過去に公務員試験を受けていたので、その体験談を書いていこうと思います。

このブログについて(各記事へのリンクなど)

はじめまして。
「シラダシ」です。

 このブログでは、公務員試験を受験し続けてきた自分のこれまでの体験談を、自分の文章構成力の向上も兼ねて、書いていこうと思います。

 覚えている範囲で筆記試験、面接試験のやり取りなどを書いていこうと思っているので、これから公務員を目指す、目指していこうと考えている方たちは公務員試験ってこんな感じなんだな〜っと思ってもらい、試験を受ける際の参考になれば幸いです。

 恐らく記事の更新は超スローペースになると思いますが、よろしくお願いします。


※記事の順番がバラバラなので、各試験ごとの記事のリンクを貼っておきます。

・国家公務員総合職試験
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1%E7%B7%8F%E5%90%88%E8%81%B7

・国家公務員専門職試験(国税専門官)
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/%E5%9B%BD%E7%A8%8E%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%98

・国家公務員一般職試験
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E4%B8%80%E8%88%AC%E8%81%B7

国立大学法人職員採用試験
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%B3%95%E4%BA%BA

・S県庁採用試験
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/%E7%9C%8C%E5%BA%81

・H市役所採用試験https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/H%E5%B8%82%E5%BD%B9%E6%89%80

・O市役所採用試験
https://koumuinsikensan.hatenablog.com/archive/category/O%E5%B8%82%E5%BD%B9%E6%89%80

大学を留年したら公務員の内定は取消になるのか?

まとめサイトで話題になっていたので、このブログに取り上げてみました。

 

内定を貰ったのに、留年して内定が取消しになったというのはこの時期よく聞きますよね。

 

このまとめサイトの大学生の場合は、国家一般職の内定を得たが留年が確定してしまったというものです。

公務員の場合、内定を貰ったあと留年した場合、その内定は取り消されてしまうのでしょうか?

 

 

…結論から先にいうと、受けた試験によって異なります。

大学を卒業できなかった場合、内定が取消されるものも公務員試験もあれば、取消されないものもあるということです。

 

試験案内に「大学卒業見込みであることを要件として受験した者が、3月31日までに大学を卒業できなかったときは、採用される資格を失う。」という趣旨のことが書いてあれば、大学を卒業できなかった場合、確実に内定取消しになります。

ただし、書いてなければ取消しにはならない…というわけではないので、詳しくはそこの人事に聞いてみてください。

 

なお、まとめサイトの中で話題になっていた国家一般職の場合は、取消にならないと思います。

…というのも国家一般職の場合は、上記の様な趣旨が書いておらず、また大卒程度試験に合格した時点で大卒程度の学力があるとみなされるからです。

また、国家一般職の場合、留年しても内定が取り消されないことの裏付けとして、私のとある経験があります。

新卒で国家一般職の官庁訪問を受けた際、ある官庁の面接中、「もし採用になった場合は、1月1日から勤務できるか」と問われたことがあります。

その年度の1月1日時点では卒業はまだ確定してませんし、今後留年する可能性もあります。

…にも関わらずそのようなことを聞いてくるということは、実際に大学を卒業できてなくても、採用することはできるということだと思います。

(一旦、正職員で採用しておき、留年したら解雇になるというのも考えにくいです。)

このようなことから国家一般職の場合は、留年しても内定取消になる可能性は低いと思います。

 

…ちなみにそのまとめサイトに「留年して内定取消になっても、名簿は残るから来年も官庁訪問からやり直せるのでは?」というコメントもありましたが、官庁から内定を得た時点(正確には人事院に意向届を出した時点)で名簿から氏名が削除されているので、留年したことにより内定を辞退した場合は、もう一度最初から試験を受けることになりそうです。

O市役所 採用試験 Part1

こんにちはシラダシです。

 

今日からはO市役所の採用試験について書いていきます。

 

O市はシラダシの在住県では、中規模の自治体でしたが、過去に様々な施設(いわゆるハコモノ)を作りすぎたことから財政か県内一悪く、市役所の庁舎もボロボロのままという状況からか、受験生が集まらず県内で一番採用されやすい市役所とまで言われていました。

 

シラダシもこの状況を知っていたので、他が落ちたときの滑り止めぐらいに考えていたのですが、市役所側も受験生を確保するために、なんとシラダシが受験する年から採用試験の日程がB日程から独自日程に変更されてしまいました。

(※独自日程…同じ都道府県内の市町村役場の1次試験はほとんどがA日程(6月下旬)、B日程(7月中旬)、C日程(9月中旬)いずれかの日に固まって行われるが、それらの日以外に1次試験が行われること。)

 

これまで地元か採用試験が簡単だという理由でしか受験生が集まらなかったのに、独自日程になったことで県内の公務員受験生ほぼ全員がO市役所を受験することとなったため、採用試験の倍率が2倍から15倍まで跳ね上がってしまいました。

さらに、これまで1次試験が教養試験(いわゆる普通の公務員試験)だったのがSPIに変更されたため、公務員試験の対策をしていない、元々民間志望だった方まで受けることが可能になってしまいました…

せめて試験内容の変更は来年からにしてほしかった…

 

試験内容は1次試験でSPI、2次試験で集団討論、集団面接、3次試験で個別面接、小論文でした。

 

実際に1次試験を受けた感想としては、試験問題は恐ろしく簡単でした。とにかく時間があまり過ぎてやることが全然なかったです。

約1ヶ月後に一次試験の結果が来ましたが普通に合格できていました。

 

ただ…落とされたのは全体の半分程度。

 

面接が苦手でコミュ障なシラダシは面接のみであと7.5倍の倍率を勝ち残らなければならないことを考えると気が遠くなりそうでした…

もうすぐ就活が始まる方へ…

お久しぶりです。シラダシです。

 

もうすぐ2月が終わり3月が始まりますね。

 

24卒の多くの方は3月から本格的に就活がはじまりますね。

 

公務員専願の方は最初の試験である国家総合職まで約1ヶ月になりました。最後の追い込み頑張ってください。

 

ちなみにシラダシは民間を受けず公務員専願でしたが、公務員専願だと非常にプレッシャーがかかる上、面接試験では民間の面接を経験した方になかなか勝てないので、もうすぐ就活が始まる24卒の方は、できるだけ公務員専願ではなく、民間も併願してみてください。

 

民間を受けることで場数を踏んで公務員試験でも活かせるからか、就職先があるという安心感があるからなのか、実際に何らかの公務員に合格した方は、何らかの民間企業には受かっている場合が多いです。

 

逆にシラダシの周りの公務員浪人を見ていると、公務員専願だった方のほうが多いです。(そもそも民間に受かっていた場合、公務員浪人をする人がほぼいないからかもしれませんが…)

 

よく言われることですが、公務員の結果が全て分かる時期になると、条件の良い求人はあまりありません。その時期になるとハローワークで探すことも選択肢に入りますが、新卒でハローワークを使って職探すときの絶望感、喪失感はかなり堪えます…(後々ブログでも紹介しますが、シラダシは経験済みです。)

 

いろいろ長々と語りましたが、24卒の方はどこでもいいので、できる限り民間も受けて面接試験の場数を踏んでおくことをおすすめします。

H市役所採用試験 Part3

先日受けたH市役所の結果が通知されました。

 

結果は…不合格でした。

 

これで残っているのは、国家一般職、独自日程のO市役所、C日程のN市役所だけです。

 

O市役所は、独自日程なだけあって倍率は約20倍…C日程のN市役所は縁もゆかりもなく、訪れたこともないような所なので、面接のネタもなく合格はほぼ不可能です。

 

私は本当に転勤がしたくなくて公務員を選んだ側面があったのですが、残りの持ち駒で受かりそうな所が国家一般職しかなく、今回のH市役所の不合格をもって、良くて国家一般職合格をして転勤族に、悪くて全落ちからの無い内定になってしまうことが確定してしまいました…

国家公務員一般職試験 part6 【官庁個別説明会】

前回の記事の続きです。

 

3つ目に私は農政局の個別説明会に参加しました。

農政局の個別説明会は、私服を着てお越し下さいと申込み時に言われたのですが、厚生局の説明会も同じ日にあったことから、その日はわざわざ私服とスーツを一着ずつ持っていきました。

しかし農政局の説明会は、参加者の殆どがスーツでした笑

スーツでもOKなら、わざわざニ着も持っていく必要なかったのに…(泣)

 

説明会の内容としては、農政局の所管業務の説明や先輩職員との座談会、メール送信といった普段の行っている業務の体験などを行いました。

農政局の説明会で一番印象に残ったのは、とにかく若い職員は美男美女が多いということです。

説明会のために綺麗所をわざわざ揃えているのかもしれませんが、他の官庁と比べても頭一つ抜けて器量の良い人が多かったと思います。

もしかして、顔採用…??

 

4つ目には、厚生局の説明会に参加しました。

農政局では私服で参加したので、駅のトイレでスーツに着替え向かいます。

厚生局では、所管業務の説明や先輩職員との座談会、近年の採用状況といったことが説明されました。

どこの役所でもそうなのですが、近年は女性の採用に力を入れており、採用数は女性の方が多いということを説明されました。(実際に後に官庁訪問した経験からすると、受験者数は男性の方が多いと思います。)

最後に官庁訪問の感想シートを記入し、提出後説明会が終了しました。

女性の方が採用者数が多いということをしっかりと名言していたので、採用されることは難しいと思い、官庁訪問する気は無かったのですが、後日厚生局から第二回の個別説明会を開催するから参加してみないかという連絡がありました。

 

おそらく、何らかの形で選考が行われており、個別説明会の中で目星を付けた受験生に対して、案内をしているのだと思います。

 

後日、第二回の個別説明会に参加したのですが、職員の顔ぶれが第一回の時と違うだけで、内容自体は第一回の説明会とほぼ同じでした。

ただ私もここらへんの内容はあまり記憶に残ってないので、もしかしたら個別面接のようなものもあったかもしれません…

 

4つの官庁の個別説明会を受けてみて、労働局と農政局は普通の説明会で、法務局と厚生局はガッツリ面接をしてくるなという印象でした。

国家公務員一般職試験 part5 【官庁個別説明会】

みなさんこんにちは〜

シラダシです。

11月も下旬になり、前回の記事の投稿から大きく気候も変わり肌寒い日が続いていますね。

 

さて、今回は国家一般職の個別説明会の記事を書いていきます。

 

まず、個別説明会とは…?と思っている方のために説明しますと…

前回の記事で書いた合同説明会の日以降に各官庁が"独自に"実施をする説明会です。

合同説明会ではサラッとしか聞けなかった業務に関することや、実際に勤務をしている先輩からじっくりと話を聞くことができます。

また、この個別説明会は単に説明会というだけではなく、"採用試験の側面"を持っているのが特徴です。

なお、シラダシが受験した年は、

一次試験

  ↓

一次試験合格発表

  ↓

官庁合同説明会

  ↓

官庁個別説明会

  ↓

二次試験(人事院面接)

  ↓

最終合格発表

  ↓

官庁訪問

  ↓

 内定

…という流れで採用試験が行われており、今は最終合格発表の前に官庁訪問が実施されるようなので、もしかしたら個別説明会=官庁訪問なのかもしれませんが、一応来年の受験生のためにはなるかなと思うので、記事にしておきます。

 

私は個別説明会は4つの官庁に参加しました。

一番最初に参加をしたのは、法務局です。

ます、法務省の中での法務局の立場や、法務局の組織形態・キャリアパス、業務について一通り説明されたあと、採用数年目の先輩職員との座談会が行われました。

ここまでは普通の説明会だったのですが、国家一般職の説明会はここからが違います。

座談会が終わったあと、参加者は3人ごとに別室に案内されました。

別室には椅子が3つ置いてあり、その椅子から少し離れたところに、机と椅子が置いてあり、参加者は机がない方の椅子に腰掛けるように指示をされました。

その後、説明会では見かけなかった中年の職員3人が何やらファイルを持ってきて、机がある椅子に腰掛けたことにより、さながら3対3の集団面接の様相を呈していました。

そして職員から『これからいろいろ皆さんに質問を行いますが、これは皆さんの事をもっと深く知りたいことから実施をしているだけで、採用面接ではありません(要約)』…と説明されました。

職員の前には、事前に提出した官庁訪問参加シート(民間企業のエントリーシートのようなもの)が置いてあり、こちらが職員からの質問に答えるたびに何やらメモを取る…これで採用面接ではないというのは、無理がありませんか…(汗)

集団面接…「別室での職員との交流会」を終えると職員から本日の個別説明会はこれをもって終了ということがアナウンスされ、法務局の個別説明会を終えました。

 

次に参加したのは労働局です、

労働局では、大部屋に職員と説明会参加者が集まり、自己紹介や日々の業務について話されました。

労働局の説明会で驚いたのは、局長(その労働局のトップ)が説明会に参加していたことでした。

他の説明会では殆ど採用担当の係長クラスの職員しか出てこなかったのに対してここでは局長が出てきたので少し驚きました。

説明会の内容としては、大部屋で業務の内容や若手職員との座談会、実際の職場(ハローワーク)の訪問という一般的な説明会というもので法務局の説明会とは異なり、採用面接という側面は持っていなかったと思います。

 

記事が長くなるので、農政局、厚生局は次回の記事で。

 

 

 

 

H市役所採用試験 Part2

こんにちはシラダシです。

記事を書く気力がなかなか出でこず、またまた時間が空いてしまいました。

 

今日はH市役所の二次試験の集団面接について書いていきたいと思います。

 

受験会場は市役所の本庁舎で行われました。

H市役所の集団面接は5人1組で行われます。

控室で待っていると、受験番号順に5人ずつ呼び出され、試験官に面接会場である小さな会議室に案内されました。

 

面接会場に入ると椅子が5脚並んでおり、A〜Eまでの紙が貼られており、受験番号順で座るように指示されました。

 

面接官は3人で真ん中にすわっている一番上席と思われる40代の試験官から集団面接の注意事項が説明されましました。

・これから3問質問をするから、分かった人から挙手をして答えること。

・それぞれの回答時間は90秒で、超過しても回答を強制的に止めはしないが、できる限り回答をまとめに入るようにすること。

・それぞれの受験者の事は、椅子に貼られたアルファベットの通りA〜Eさんと呼ぶこと。

 

右側の20代の面接官が計測しており、90秒経つと合図を出すので、まとめに入るようにしなければなりません。

 

説明を受けたあといよいよ集団面接が始まりました。

 

まず初めに左側の40代の面接官から質問が行われました。

 

・志望動機を教えてください。

 

鉄板の質問だったので、最初に挙手をして答えることもできましたが、最初から一番に回答をすることは憚られたので、3番目ぐらいに答えたような気がします。

 

次に真ん中の面接官から質問が行われました。

 

・公務員になるにあたっての心構えを教えてください。

 

事前に全く想定をしていない質問で非常に焦ったことを今でも鮮明に覚えています。

必死になって考えたけれど、頭が真っ白になって全く答えが出てこない。

他の受験生が次々と挙手をして答えていく中、必死になって考えても全く答えが出てこず、ついに答えてないのが自分だけになり、挙手をしていないが当てられてしまいました。

なんとか90秒を答えることを意識しすぎたせいで、しどろもどろで完全に的外れのことを答えていたと思います。

 

…もうここの時点で落ちてしまったと確信したので、まだ質問は一問残っていましたが、ほぼ諦めた気味でした。

 

最後に左側の面接官から質問がされました。

 

・自己PRをしてください。

 

想定をしていた質問でしたが、前門の失敗で焦ってしまったのか、暗記をしていたのに忘れてしまい、全く意味不明なことを答えてしまったような気がします。

焦りすぎて、当時何を答えていたかはあまり覚えていません。

 

面接が終わり、市役所の庁舎から出たあとは、ひたすら落ち込んでいました。

でも少なからず受かるのではないかという、淡い希望は持っていました。