S県庁採用試験 Part1
こんにちは!
シラダシです。
このブログでは各体験談を時系列順に書いていこうと思っているので、国家公務員一般職の体験談は少し置いておいて、今日は第一志望の自治体であったS県庁の体験記を書いていきたいと思います。
何回も書いていますが、私はS県庁が第一志望でした。
私がS県庁を目指したのは、中学一年生の時だったと思います。
当時の同級生の父親が県庁の事務職をしていたのですが、その同級生がひたすら自分の父親のことを自慢しており、周りからは凄く賢い父親だと羨まれていました。
当時、成功体験の少なかった私はそれを聞いて、自分も周りから凄いと思われたいという欲求から県庁職員を目指したのが切欠だったと思います。
切欠はそんな感じでしたが、実際に試験を受けるときには、大学時代に公務員に関する様々な講義を受け、各市町村で解決することができない行政課題の解決に向けて取り組み、地元であるS県をより住みやすい県にしたいという思いを持つようになり、志望しました。
S県庁の採用試験は三次試験まで行われ、一次試験が教養・専門筆記試験、二次試験が個人面接、三次試験が論文、集団討論、個人面接という形式でした。
当時の受験倍率は約7倍。
ただ、例年採用予定者より多く採用するので、最終的な倍率は5倍程度だったと思います。
試験前日の夜はいよいよ本命の試験が始まるということでなかなか寝られませんでした。何回も寝ようとしたのですが、結局一睡もできず試験当日を迎えることになりました。
試験会場は県庁近くの有名私立大学で行われます。
その大学の最寄り駅で下り、そこから専用のシャトルバスで受験会場まで向かいました。
受験生で満員となっているバスが何往復もしていて、これが全員自分のライバルなのだと思うと、めまいがしてきました。
大学の構内に入ると受付の人がおり、そこで受付を済ませ、受験会場に入りました。
と、ここでDくんとEくんに会いました。
お互いに受かったらいいなーなんて話だけをして、テキストを開いて最後の詰め込みを行いました。
…定刻になり、職員から試験に関する注意事項が説明された後、試験官の合図が出され、いよいよ試験が開始されました。
まず、最初は教養試験です。
前の記事でも書きましたが、地方自治体の試験問題は持ち帰ることができないので、国家公務員ほどは詳しく書けません。なので、完全に覚えている分だけを書きます。
教養試験を受けてみて、問題のレベルは国家一般職より低く感じました。国家一般職の場合はもう1段階ひねりがある所、今回の試験はストレートに答えを出せる感じでした。
ただ、やはり時間との戦いなのは相変わらずで、すべての解答が終わったのは、試験終了五分前でした。
また、所謂ご当地問題というものが出題されており、S県に関することが1〜2問出題されていたと思います。
教養試験が終わった後、昼休みを挟んで専門試験が行われます。
専門試験も国家一般職と比べると、難易度が低く感じましたが、労働法や刑法など全く対策ができていなかった分野が数多く出題されました。
国家一般職の試験は狭く深くなのに対して、県庁(地方上級)の問題は広く浅くといった傾向があると思います。
…こうして定刻になった後、試験官から終了の合図が出されました。
試験の感触としては、まずまずといった感じです。
国税専門官から始まる3週間連続の試験は流石に疲れ、この試験が終わったあとは凄まじい開放感でした。
そして、自宅に戻った後、前日の睡眠不足もあってか、すぐに眠りにつき一次試験の日を終えました。